関西圏外にお住まいの方は関西をひとくくりにしているかもしれませんが、同じ関西でも街によって雰囲気が変わってきます。たとえば京都と大阪、大阪と神戸は一時間もあれば電車で行き来できる距離にありますが、人の様子はもちろん、話されている方言も若干異なります。特におもしろいところといえば、地方ならではの関西弁は見逃せません。では、京都、大阪、神戸は街によってそれぞれどんな特色があるのか見てみましょう。「同じ関西でもこんなに違うんだ!」という言葉が飛び出すことでしょう。

落ち着きのある街「京都」


京都は日本でも有名な観光都市とあって観光客が多いイメージを持たれがちですが、桜や紅葉の美しい観光シーズンの一時であって、どちらかというと落ち着いた街です。観光客でにぎわうと人が多そうに見えますが、そうでなければ大阪ほど人は多くありません。そのため観光シーズンでないときに京都から大阪に帰ってくると人が少なく感じられるものです。実際、観光シーズンでないときに旅行してそう感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。もし寺社仏閣を訪ねるなら、なるべく観光シーズンを外して落ち着いた街を味わうことをおすすめします。さらに「〜する」を京都の人は「〜しはる」と言うのですが、これを京都ならではの関西弁「京都弁」と言います。特に「片づける」を「直す」と言うのは独特でしょう。「ノート直しといて」と言われたらふつう「ノートの内容を見直せ」というように受け取れますから不思議に思えるものです。街ですれ違う舞子さんたちもこういった言葉をよく使っています。観光ではそこにも注目して京都らしさを感じてみてください。

活気に満ちあふれた街「大阪」


オフィスビルやデパート、芸術劇場などが集まっている梅田は特に人が多く、京都から大阪へ来ると「同じ関西でも何でこんなにも人が多いんだ」と感じます。年がら年中いつでも人出が多いので、街には常に活気があるのが大阪の良さだと言えます。梅田と並んで道頓堀で有名な難波あたりも人が多いです。観光客ももちろんいるのですが、道行く人から「何でやねん!」「ええやん!」など大阪ならではの関西弁「大阪弁」が頻繁に飛び交っていることもあって、大阪の人が多いようです。大阪といえばツッコミを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、「何でやねん!」がまさにそれです。同じ関西でも京都のような「〜しはる」は大阪ではほとんど聞かれません。大阪に行ったら地元の人の言葉にそっと耳を傾けてみると漫才のように聞こえておもしろいかもしれませんよ。「何でやねん!」は大阪に来たことを感じさせてくれるでしょう。

おしゃれな港町「神戸」


大阪から電車で一時間ほどですが、街の様子はがらっと変わります。大阪弁の飛び交う大阪の難波などと比べてみれば一目瞭然です。港町の神戸は100万ドルの夜景と讃えられる六甲山の夜景でも有名なこともあって、しゃれたイメージを持たれることが多いです。関西の人に「関西でおしゃれな街はどこですか?」と聞くとたいていの人が神戸と答えるくらいです。そんなこともあって関西っ子には人気のデートスポットでもあります。人出は三ノ宮・元町など繁華街では多いですが、お隣の大阪ほどではありません。京都〜大阪〜神戸と行ってみると、かなり人の多い大阪から落ち着くので人出に波があることを感じられるかと思います。言葉には京都弁や大阪弁のような地域独特の方言はなく、「〜だなあ」を「〜やなあ」という一般的な関西弁が話されています。言葉にあまり癖がないこともあって、関西らしいというよりも「おしゃれ」という言葉がしっくり来るかもしれません。