大河ドラマで再び脚光を浴びている真田幸村。実はこの幸村という名前は本名ではなく、本名は真田信繁という名前です。信繁の名前の由来は「川中島の戦い」で戦死した名将、武田信繁にちなんでつけられたとか。武田信繁は信玄に勝るとも劣らぬほどの名将として知られており、川中島の戦いでは兄をかばって戦死しています。兄を支える弟の構図はなんだか幸村と兄の信之のようですね。ちなみに信之と幸村はわずか1歳しか離れていないいわゆる年子の兄弟です。

戦国大名真田氏発祥の地、真田町の現在とは?


戦国大名真田氏の発祥の地として知られる真田町は、1958年に長村・傍陽村・木原村が合併して誕生しました。しかしその後2006年に上田市・丸子町・武石村と合併し、改めて上田市が発足したため、現在では真田町は無くなってしまいました。真田氏を象徴する名前が地名から消えてしまったのはちょっぴり残念ですね。しかし、今でも真田氏発祥の地を記念した真田氏記念公園や真田本城を守る城松尾城古城跡など真田氏を偲ぶ史跡が数多く残されており、年間多くの観光客が訪れています。

真田忍者修業の場!角間渓谷とは?


真田幸村と並んで有名な人物として猿飛佐助を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?真田十勇士の1人として描かれ、同じく十勇士の1人であり伊賀忍者の霧隠才蔵と並んで抜群の知名度を持っていますよね。この猿飛佐助は架空の忍者ですが、モデルとなった人物がいたのではないか?という説もあります。忍者、と聞くと外国の人だけでなく思わず胸のときめく人も多いはず。この猿飛佐助が修行した場所として紹介されているのが角間渓谷です。戸隠れの山の中で猿と遊んでいるところを戸澤百雲斎に見いだされ弟子となり、真田忍者修業の場という伝説のある角間渓谷で3年間の修行を行ったとされています。長さ4キロメートルにわたる大渓谷には奇岩、奇勝が多く、断崖絶壁の岩場が続きます。古くから鬼が住まう谷として地元の人から恐れられていた場所ですが、秋になると見事な紅葉を見せます。自然の厳しさと美しさを同時に体現する景勝地です。

真田氏の隠し湯!角間温泉の魅力


豊かな自然に触れた後は温泉でほっと一息つくのがおすすめです。信州角間温泉は真田の里の隠し湯として名高い温泉で、胃腸の湯治湯としても有名です。茶褐色の炭酸泉は鉄分を多く含んでおり、温度は低め。血行を良くし、疲労を回復する効果に優れています。目の前には猿飛佐助の修行場である角間渓谷が広がり、大自然と一体になった気分が思う存分楽しめますね。お肌もしっとりとうるおい、美人の湯としても有名です。露天風呂につかりながらの冬の雪景色も非常に見事で、それぞれの季節に応じた美しさを楽しめます。

上田市のおすすめグルメ!信州そばが人気


信州に来たらまずは食べてほしいのが信州そばです。中でも上田市では真田そばが人気となっています。つゆに信州みそを溶いて食べるそばは味わい深く信州そばのうまみにマッチしています。かの文豪池上正太郎さんが通っていたお店もあり、真田ファンにはたまらない場所ですね。そもそも現在食べられているそばの原型は信州そばだと言われています。信州はそば発祥の地でもあるんですね。そば切りの最古の歴史は天正2年、実に戦国時代以前にまで遡ることができます。ハレの日のごちそうとして食べられていたおそば、もしかしたら幸村も食べていたかもしれませんね。
真田氏を偲ぶ真田の里は名前が変わっても静かに息づいていました。素朴な郷土料理に舌鼓をうちつつ、豊かな大自然に身を置くと、当時の様子まで思い浮かんでくるようです。決して華やかな場所ではありませんが日頃の雑事を忘れ、のんびりした旅に出たい人にはおすすめの場所です。